タイトルを直してもクリックは0:llmo-cost の記録
打った施策と、出た結果
対象は https://three-dots.co.jp/llmo-cost/。自動生成記事シートの No.31 として管理している施策です。
- 施策を打った日:2026-08-13
- 実施したこと:SEOタイトルと説明文の書き換え(own_site_meta.py)。主題をタイトルの前半へ寄せ、説明文に具体的な数字を入れた
- 測定した日:2026-08-23
結果は次のとおりです。
| 表示 | クリック | 平均順位 | |
| 施策前 | 775回 | 1回 | 16.0位 |
| 施策後 | 839回 | 0回 | 16.2位 |
判定は不合格。理由は「クリック 1→0/表示 775→839。表示は増えたがクリックは増えていない」です。タイトルと説明文を書き換えて表示は増えましたが、クリックはむしろ消えました。
測り方(同じ物差しで取り直した経緯も含む)
数字は Search Console のページ単位(URL: https://three-dots.co.jp/llmo-cost/)で取っています。施策前と施策後を、同じ長さの期間・同じ取得方法で並べて比較する形です。
ここで一度、物差しを作り直しています。2026-09-09 に Search Console の重複集計を修正し、baseline を取り直しました。
- 施策前:旧 表示147/クリック0/18.5位 → 新 表示775/クリック1/16.0位
- 施策後:旧 表示230/クリック0/16.2位 → 新 表示839/クリック0/16.2位
旧の数字での判定は「効果なし(表示は増えたがクリックは0のまま。16〜46位では題を直してもクリックは出ない)」でした。取り直したあとも、表示が増えてクリックが増えないという形は変わっていません。物差しを変えても結論が動かなかったので、これは集計の都合ではなく、ページの状態そのものだと扱っています。
ページ全体の30日でも同じ形になっている
施策単体の前後だけでなく、ページ全体を30日単位でも並べました。
| 期間 | 表示 | クリック | 平均順位 | CTR |
| 2026-08-09〜2026-09-07 | 1,042回 | 1回 | 15.3位 | 0.10% |
| 2026-07-10〜2026-08-08 | 785回 | 1回 | 15.8位 | 0.13% |
表示は +257回、倍率にして1.3倍。順位も -0.5位 動いています。それでもクリックの増減は +0回。表示が増えた分だけ CTR は 0.13% から 0.10% へ下がりました。
つまりこのページは、表示を増やす方向には反応するが、クリックには一切変換されていない状態です。タイトルと説明文の書き換えは「表示された枠のなかで選ばれる確率」を上げる施策なので、表示が増えているのに結果が変わらないという事実は、この施策の効き先そのものを疑う材料になります。
なぜ外れたか:検索語を全部並べて分かったこと
原因を切り分けるため、このページに紐づく検索語を実測しました。
- 実測した検索語の数:25語
- そのうちクリック0の検索語:25語
- クリックがついた検索語:0語
- クリック0の検索語の表示合計:615回
25語のうち25語がクリック0です。「特定のクエリだけ取りこぼしている」のではなく、全面的に0でした。表示は分散しているわけでもなく、上位1語で21.7%、上位2語で28.9%、上位3語で34.3%、上位4語で39.3%、上位5語で43.5% を占めます。
主要な検索語の内訳は次のとおりです。
| 検索語 | 表示 | クリック | 平均順位 |
| llmo対策 費用 | 226回 | 0回 | 12.9位 |
| llmo 費用 | 75回 | 0回 | 14.2位 |
| llmo対策 相場 | 56回 | 0回 | 11.5位 |
| llmo 相場 | 52回 | 0回 | 14.4位 |
| llmo 対策 費用 | 44回 | 0回 | 15.2位 |
| llmo対策を外注するべき会社と内製すべき会社の違いは? | 23回 | 0回 | 5.5位 |
| seo記事生成ai 外注 コスト比較 | 20回 | 0回 | 27.4位 |
| llmo コンサル 費用 | 17回 | 0回 | 31.8位 |
表示の柱になっている「llmo対策 費用」は 226回 の表示で 12.9位。「llmo対策 相場」は 11.5位。この位置は、検索結果の画面をスクロールしないと出てこない場所です。タイトルと説明文は、見られていない場所では読まれない。読まれていないものを書き換えても、クリックの数は動きません。これが今回の外し方の中身です。
一方で「llmo対策を外注するべき会社と内製すべき会社の違いは?」は 5.5位 に入っていますが、表示は 23回 で、こちらもクリック0でした。順位の高い語は表示が小さく、表示の大きい語は順位が届いていない。この組み合わせのままでは、メタ情報をいくら磨いてもクリックは発生しません。
期待が外れた理由を、施策設計の側から言い直す
今回の施策には「主題をタイトルの前半へ寄せる」「説明文に具体的な数字を入れる」という、それ自体は筋の通った意図がありました。外したのは施策の中身ではなく、適用する順番です。
- メタ情報の書き換えは、CTR を動かす施策である
- CTR が動くのは、そもそもタイトルと説明文が視界に入っている順位に限られる
- このページの表示の柱は 12.9位・14.2位・11.5位・14.4位・15.2位 に並んでいる
- よって、順位を動かす前にメタ情報を書き換えても、測定上は何も起きない
実際、施策後の平均順位は 16.2位、ページ全体の30日でも 15.3位。順位が先だという判断材料は、施策前の時点で数字として揃っていました。ここを飛ばして書きやすい施策から着手したのが、今回の判断ミスです。
次に打つこと
次は、メタ情報ではなく順位そのものを動かす施策に切り替えます。具体的には内部リンクの強化とコンテンツ拡充を打ち、順位が変わったときにクリックがどう動くかを追加で検証します。
検証の順番も固定します。順位が動いたことを確認してから、はじめてタイトルと説明文をもう一度触る。順位が動かないうちにメタ情報を測っても、今回と同じく「表示だけ増えてクリック0」で終わるからです。
今回の施策は不合格ですが、25語すべてクリック0・クリック0の表示合計 615回 という形で「メタ情報では届かない」ことが数字で確定しました。次の施策の対象と順番は、これで決まりました。
