タイトル書き換えで表示1.5倍・クリック4→3。外れた理由

打った施策と、30日後の結果

自社サイトの /llmo-tools/ に対して、2026-08-13にSEOタイトルと説明文の書き換えを打ちました。社内スクリプト(own_site_meta.py)で、ページの主題をタイトルの前半へ寄せ、説明文には具体的な数字を入れる、という内容です。自動生成記事シートの管理番号はNo.32、測定した日は2026-08-23です。

結果は不合格でした。

指標 施策前 施策後
表示回数 972回 1,122回
クリック数 4回 3回
平均順位 38.4位 40.6位

表示は972回から1,122回に増えました。しかしクリックは4回から3回に減り、平均順位も38.4位から40.6位へ落ちています。合否の判断は「クリックが増えたか」で置いていたので、表示が増えていても不合格です。

物差しを途中で取り直している

この施策には、記録上ひとつ注意書きがあります。2026-09-09にSearch Consoleの重複集計を修正したため、施策前・施策後の両方のbaselineを取り直しました。上の表の数字は、取り直した後の同じ物差しで並べた値です。前後で違う集計のまま比べると、施策のせいなのか集計のせいなのか分からなくなるので、片方だけを直すことはしません。

測り方

再現できる形で書いておきます。

  1. Search Console の検索パフォーマンスを開き、ページで /llmo-tools/ を絞る
  2. 期間を30日で切り、施策日をまたがないように前後を分ける
  3. クリック数・表示回数・平均順位・CTRを、前後それぞれで取る
  4. あわせて検索語(クエリ)別の表を取り、クリックが付いた語と付いていない語を分ける

施策単体の判定に使ったのが上の表です。原因を探すために、もう少し広い期間でも同じ取り方をしました。

期間 表示 クリック 平均順位
2026-08-10〜2026-09-08 1,472回 2回 38.1位
2026-07-11〜2026-08-09 970回 5回 38.2位

表示は+502回、倍率で1.5倍。クリックは-3回。平均順位は-0.1位で、ほぼ動いていません。CTRは0.52%から0.14%へ下がりました。表示が増えてクリックが増えないので、割り算の結果としてCTRが下がっている形です。

なぜ期待が外れたのか

検索語別に見ると、原因の置き場所がはっきりします。直近30日で実測した検索語は42語。そのうちクリック0の検索語が41語、クリックがついた検索語は1語だけでした。

  • クリック0の検索語の表示合計:1,278回
  • クリックがついた検索語の表示合計:12回/クリック合計:2回

表示の大半が、クリックがまったく発生していない語に積まれています。表示の集中度も偏っていて、上位1語で全体の30.8%、上位2語で55.7%、上位3語で64.1%、上位4語で70.7%、上位5語で73.6%を占めます。つまり、数語の順位帯がそのままページ全体の成績を決めています。

検索語 表示 クリック 平均順位
seoイノベーション 低価格500円 seo対策 453回 0回 58.2位
llmoツール 367回 0回 30.4位
llmo ツール 123回 0回 27.3位
llmo 計測 ツール 97回 0回 35.2位
llmo計測ツール 44回 0回 34.0位
llmo分析ツール 43回 0回 35.1位
llmo おすすめ 35回 0回 48.9位
llmo プロンプト 15回 0回 28.2位

表示を多く集めている語の平均順位が、27.3位から58.2位の間に並んでいます。タイトルと説明文の書き換えは、検索結果に出た自分の枠を見た人がクリックするかどうかに効く施策です。枠がそもそも見られていない位置にあるなら、枠の中身をどう直しても押されません。タイトルの出来ではなく、順位帯の選び方を間違えていたというのが、外れた理由です。

表示が増えたことをどう扱うか

表示は972回から1,122回、広い期間でも970回から1,472回に増えています。この動きだけを見て「効いた」と書くことはできます。ただ、クリックは4回から3回、広い期間でも5回から2回へ減っています。表示はクリックの手前の指標で、そこで止まっているなら成果ではありません。合否をクリックで置いたのは、この止まり方を見逃さないためです。

次の打ち手

タイトルと説明文にはこれ以上手を入れません。次は平均掲載順位を上げる施策(内部リンクの強化など)を別途打ち、順位が動いたときにクリックが出るかどうかを次の30日で見ます。

この順番にする理由は、今回の失敗で仮説が1つに絞れたからです。「タイトルが悪いからクリックされない」のか「順位が低いからクリックされない」のかは、今回の施策単体では区別できませんでした。タイトル側を直してクリックが増えなかったので、次は順位側を動かします。順位が上がってクリックが増えれば、原因は順位帯だったと言えます。順位が上がってもクリックが増えないなら、そのときに検索語と本文の中身を疑います。

測り方は今回と同じにします。ページで /llmo-tools/ を絞り、施策日で30日を前後に分け、クリック・表示・平均順位・CTRと、検索語別の表を取る。物差しを変えずに並べることだけを守ります。