CTR1.94%に届かず0.35%。30日後の測り直し

2026-09-09 に公開した記事(td-20260909-01)で、対象ページ https://three-dots.co.jp/seo-analysis-recruitmentbox/ のタイトル・メタディスクリプション・冒頭見出しを直し、30日後に同じ手順で測り直すと宣言しました。その30日が過ぎたので、結果を出します。

結論から書くと、合格ラインには届きませんでした。以下、何をどう測ったか、どこで外れたか、外れた理由として数字から言えることを順に置きます。

先に宣言していた合格ライン

1本目で先に決めてあった基準は次のとおりです。

  • 何を測るか:タイトル・メタディスクリプション・冒頭見出しを直した後の30日間、Search Console で同一URL(https://three-dots.co.jp/seo-analysis-recruitmentbox/)のクリック数・CTR・表示回数・平均順位、および検索語ごとの表示・クリック・平均順位を、直す前と同じ手順で取り直す。
  • 合格ライン:クリックが10回を上回り、かつCTRが1.94%以上に戻ること。平均順位が7.7位から大きく動いた場合、または表示が2,524回から大きく落ちた場合は、順位・表示を併記したうえでCTR1.94%以上のみで判定する。

測り方(期間と手順)

Search Console のページ単位レポートで、対象URLに絞り、直近30日と、その直前30日を同じ切り方で取りました。

  • 直近30日:2026-09-17〜2026-10-16
  • その前の30日:2026-08-18〜2026-09-16
  • 取得項目:表示回数・クリック数・平均順位・CTR、および同一URLに紐づく検索語ごとの表示・クリック・平均順位

対象ページに実際に打った手は、自動運転の実施記録(drive-log)にある 2026-09-08 の内部タグ変更です。2026-08-07〜2026-10-07 の期間に、このページへ打った手はこれだけです。

30日後の結果

期間 表示 クリック 平均順位 CTR
2026-09-17〜2026-10-16 2,878回 10回 6.6位 0.35%
2026-08-18〜2026-09-16 5,005回 18回 7.3位 0.36%

差分は、表示 -2,127回、クリック -8回、順位 -0.7位。表示の倍率は0.6倍です。

合格ラインに当てると、こうなります。

  • クリックは10回。「10回を上回る」ではないので、ここで未達。
  • CTRは0.35%。1.94%以上には遠い。
  • 表示は2,878回で、基準の2,524回から大きく落ちてはいない。平均順位は6.6位。

順位と表示が下支えになる条件ではなく、CTRの側で明確に外しています。順位は7.3位から6.6位へ動き、表示は0.6倍になりましたが、どちらの読み方をしてもCTR1.94%には届きません。不合格です。

合格ラインの基準値そのものが実測と合っていなかった

今回の測り直しで、判定より先に手当てすべき問題が出ました。1本目で基準に置いた「2,524回表示・7.7位・クリック10件・CTR1.94%」という値が、同じページの実測と合いません。

ページ単位(見出し行をまとめた数え方)で取り直すと、施策前後はこうなります。

期間 表示 クリック 平均順位 CTR
施策前30日:2026-08-07〜2026-09-05 1,801回 9回 7.6位 0.50%
施策後30日:2026-09-08〜2026-10-07 4,492回 14回 6.8位 0.31%

前後を切った日は 2026-09-08、実施記録の施策日です。施策前30日は表示1,801回・クリック9回・平均7.6位。基準に置いた2,524回・10件・7.7位とは一致しません。CTRも0.50%で、1.94%ではありません。

つまり、1.94%という合格ラインは、同じ手順で取り直した施策前の実測から出てきた数字ではないということです。ここが揃っていない以上、「1.94%に戻す」という表現自体が成立していませんでした。判定は宣言どおり不合格として残しますが、基準値の作り方は作り直しが必要です。期間の切り方(2026-08-07起点か2026-08-18起点か)と集計方法のどちらでずれたのかを揃えてから、次のラインを引きます。

外れた理由を検索語で分解する

直近30日で実測した検索語は31語。そのうちクリック0の語が29語、クリックがついた語は2語です。

  • クリック0の検索語の表示合計:431回
  • クリックがついた検索語の表示合計:2,096回/クリック合計:7回

表示の偏りはこうなっています。上位1語で全体の69.3%、上位2語で72.8%、上位3語で75.9%、上位4語で77.8%、上位5語で79.1%。

検索語 表示 クリック 平均順位
求人ボックス リクルート 1,995回 6回 6.6位
求人ボックスはリクルート 101回 1回 6.0位
リクルート 求人ボックス 89回 0回 7.0位
求人ボックス 親会社 55回 0回 9.4位
求人ボックス 運営会社 37回 0回 10.6位
求人ボックス ビジネスモデル 26回 0回 5.2位
求人ボックスはリクルート? 25回 0回 6.1位
求人ボックス リクルート 関係 23回 0回 5.3位

このページのCTRは、ほぼ1語で決まっています。「求人ボックス リクルート」が表示1,995回で、全体の69.3%。この語のクリックは6回、平均6.6位です。タイトル・メタディスクリプション・冒頭見出しを直して動かしたかったのは、まさにここでした。順位は6.6位で沈んでいないのに、クリックが6回にとどまっている。文言を直しても、この語のクリックは引き上がらなかったというのが実測です。

二番目以降も同じ傾向です。「求人ボックスはリクルート」は101回・1回・6.0位。「リクルート 求人ボックス」89回・0回・7.0位、「求人ボックスはリクルート?」25回・0回・6.1位、「求人ボックス リクルート 関係」23回・0回・5.3位。5.3位や6.1位に出ていてもクリックが0です。順位の問題ではない、という読み方がここから出てきます。

語の形を見ると、「求人ボックスはリクルートか」というイエス・ノーで片がつく確認が並んでいます。検索結果の画面上で答えが見えてしまえば、何位にいてもクリックは発生しません。タイトルとメタの文言をどう書き換えても、答えが先に見えている限りクリックに変換されない、という構造です。今回の施策は、この構造に対して効く手ではありませんでした。

一方で、「求人ボックス 親会社」55回・9.4位、「求人ボックス 運営会社」37回・10.6位、「求人ボックス ビジネスモデル」26回・5.2位のように、表示が小さくクリック0の語が29語分、表示合計431回あります。ここは1語あたりの表示が小さいので、全部拾ってもCTR全体を1.94%へ持ち上げる力はありません。

1本目の記事自体の数字

続報の前提として、1本目(https://three-dots.co.jp/td-20260909-01/)も同じ手順で測りました。

  • 直近30日(2026-09-17〜2026-10-16):表示0回/クリック0回/平均0.0位/CTR0.00%
  • その前の30日(2026-08-18〜2026-09-16):表示0回/クリック0回/平均0.0位
  • 表示の増減 +0回/クリックの増減 +0回/順位の増減 +0.0位
  • 実測した検索語の数:0語

検証記事そのものは検索に出ていません。これは検証の成否とは別の話で、対象ページの数字に影響していません。

この30日で分かったこと

  1. タイトル・メタディスクリプション・冒頭見出しの書き換えでは、このページのCTRは動かなかった。直近30日は0.35%、その前の30日は0.36%。ページ単位の別集計でも施策前0.50%→施策後0.31%。どの切り方でも1.94%に届いていない。
  2. CTRはほぼ1語で決まる。「求人ボックス リクルート」が表示の69.3%を占め、6.6位でクリック6回。ここが動かない限り全体は動かない。
  3. 順位はむしろ上がった(7.3位→6.6位)。順位を上げてもクリックに変換されない語である、という読み方になる。
  4. 合格ラインの基準値(2,524回・7.7位・クリック10件・1.94%)が、同じ手順の実測(1,801回・9回・7.6位・0.50%)と一致していなかった。基準の作り方そのものに手を入れる必要がある。

次にやること

次は文言ではなく、クリックが発生しうる語の側に手を入れます。具体的には、確認型の1語に全表示が寄っている状態を崩せるか、つまり「求人ボックス 親会社」「求人ボックス 運営会社」「求人ボックス ビジネスモデル」のように、答えが一行では済まない語で表示とクリックを取れるかを測ります。

あわせて、合格ラインの基準値は今回の実測に揃え直します。今回の直近30日(表示2,878回・クリック10回・平均6.6位・CTR0.35%)を起点に引き直し、次の30日で同じ手順で測り直します。測る内容と合格ラインは下に置きました。