歯科医院で出すWeb広告(ネット広告)は、どのような種類を使えば効果が高いのか、どのように始めればいいのかわからず困る方も多いのではないでしょうか?
より広いエリアから、より幅広いターゲットを効率よく集患・集客するのに今やWeb広告は欠かせないツールです。でも、種類が多すぎる、出稿方法がわかりにくい、予算をどう立てればよいかわからないと二の足を踏んでいる歯科がまだまだ少なくありません。
今回は歯科医院におすすめのWeb広告種類と特徴、Web広告を使うときの注意点について紹介します。もし、代理店やコンサルに作業を外注する場合でもスムーズにやり取りできて、期待した広告効果を得るための重要ポイントを抑えられます。
自院スタッフで広告出稿をする際にも、出稿の際に気を付けるポイントがわかるのでぜひ参考にしてください。
目次
歯科医院がWeb広告で集客すべき3つの理由
歯科医院がWeb広告を使うべき理由は以下の3つです。
|
現在歯科医院の数は68,000を超え、コンビニの1.5倍もあるほどあふれています。
それでも、看板広告やチラシなどのオフライン中心で集客している歯科医院が多いのではないでしょうか。
狙っているターゲットに届きやすいWeb広告は、症状を抱えている人に広告を届けたい歯科医院の集客に最適です。
またインターネットが普及した現在、ネット検索して来院する患者さんが増えています。
オフラインよりもオンライン集客のWeb広告の方が、効率性の高い集客ができるでしょう。
よって歯科医院が患者獲得を目指す場合、他院と差別化を図るためにもWeb広告を出すことがおすすめです。
少ない予算で始められるのでぜひWeb広告を出してみましょう。
歯科医院におすすめのWeb広告6種
歯科医院におすすめのWeb広告は以下の6つです。
|
それぞれについて詳しく解説します。
リスティング広告
オンライン集客の定番リスティング広告は、事前に設定したキーワードでネット検索された場合、広告が検索結果の上位に反映される広告です。
例えば歯科医院ですと以下は人気キーワードとなります。
- 地域名(または駅名)+歯科(または歯医者) 例:「芦屋 歯医者」
- 地域名(または駅名)+治療カテゴリ 例:「甲南山手 インプラント」
- 地域名(または駅名)+歯科(または歯医者)+治療カテゴリ 例:「岡本 歯医者 矯正」
リスティング広告において一番重要なのは、どんなキーワードを選ぶかです。
リスティング広告を出したら、以下の方法で効果判定をしつつ、最適なキーワードを選ぶ必要があります。
- どんなキーワードで検索されているのか
- どのくらいのクリック率があったのか
- どのくらい実際の成約(予約等)につながったか
リスティング広告の使い方、おすすめキーワードについてこちらの記事で解説しています。
ポータルサイトへの掲載
ポータルサイトとはある特定の分野の情報がまとめられているサイトです。
例えば歯科医院ですと、全国の歯科医院を以下要素で検索できるサイトがあります。
- 地域
- 治療内容
- 設備やサービス
ポータルサイトには掲載料金が発生しますが、他のWeb広告と比べると安価なため始めやすいのがメリットです。
ローカル検索広告
ローカル検索とは、特定の地域や場所に関連する検索キーワードに対して、それに適した検索結果を地図アプリに表示させることです。
例えば「地域名+歯科医院」ならその地域周辺の歯科医院が検索結果に表示されます。
検索したユーザーの位置情報などを元に、Googleの検索結果に反映させるため、いまユーザーがいる地域により検索結果が異なるのが特徴です。
それで、いますぐ最寄りの歯医者さんを探しているユーザーに広告を見せることができます。
ホームページに以下のような患者さんの知りたい情報を載せることで集客につながるでしょう。
- 開院時間
- 料金形態
- 治療方法
- アクセス方法
- 駐車場の有無
SNS広告
SNS広告とはSNS上で狙ったターゲットに広告を出すものです。
媒体となるSNSは以下が人気です。
特に近年は若年層だけではなくどの年代も、動画や画像で歯科の雰囲気をチェックできるInstagramやTikTokの使用割合が増えており、Google検索よりもInstagramで検索する人も増えています。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアとは、自院の地域内で以下のような見込み顧客に向けてWeb読み物記事を打ち出していくWeb広告です。
- 歯科医院を探している人
- 治療に悩み情報収集している人
自院でメディアを開設できるので、厳密にはどこかのプラットフォームに広告費を払うWeb広告とは異なります。
患者さんはどの歯科医院がいいのかわかり、歯科医院も狙ったターゲットの患者さんを集客することができます。
動画広告
動画広告とは動画で自院をアピールする広告です。
患者さんにとって写真よりも動画の方がより歯科医院の雰囲気がわかり、「来院してみよう」という気持ちになります。
動画広告の種類として代表的なプラットフォームには以下があります。
- テレビCM
- SNSのタイムライン
- YouTube広告
- TikTok広告
歯科医院がWeb広告を使うときの注意点
歯科医院がWeb広告を使うときの注意点は以下の4つです。
|
それぞれについて解説します。
医療広告ガイドラインに引っかからないようにする
医療広告ガイドラインとは厚生労働省が公開している、医療機関における広告規制の指針を記載したものです。
例えば、以下のような広告は是正や罰則の対象になるため細心の注意が必要です、
- 比較優良広告
- 誇大広告
- 公序良俗に反する内容の広告
- 主観または伝聞に基づく治療内容または効果に関する体験談
- 治療内容または効果について誤認させるおそれがある治療前後の写真
外注で広告を作成する場合は、最新のガイドライン内容と運用ルールに精通している会社を選びましょう。
ホームページを準備しておく
どのWeb広告を出す際にも必ず必要なのが自院のホームページです。
Web広告を見て歯科医院に興味を持った患者さんは、次にホームページを検索して来院するか決めるからです。
そのため、以下のようなホームページだった場合、いくらWeb広告を出しても来院に繋がりません。
- 情報が不足している
- どのような歯科医院か雰囲気がわからない
またホームページは開設したら終わりではなく、常に情報をアップデートしていく必要があります。
予算管理をする
せっかくお金をかけてWeb広告を出しても結果が出なくては意味がありません。
また、広告費にかけられる予算がどのくらいあるのかによって、打ち出すWeb広告の種類も変わってきます。
常に以下をチェックしながら予算管理をしていきましょう。
- Web広告にかけられる予算はいくらあるのか
- 予算に対して効果はどのくらい出たのか
PDCAサイクルを回す
Web広告を出す際にはPDCAサイクルを回しましょう。
PDCAサイクルとは以下の頭文字を取ったサイクルです。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
PDCAサイクルを回さないと、せっかくWeb広告を出しても効果がわかりません。また、よりよい効果が得られるはずなのに現状で満足してしまう恐れもあります。
歯科医院のWeb広告におけるPDCAサイクルでは、以下の手順を常に繰り返しましょう。
|
まとめ
インターネットが普及している現在、歯科医院でも狙ったターゲットに向けてWeb広告を使っての集客は必須です。
しかしWeb広告には種類が多く、自院に合ったものを選ぶのは難しく、広告は出したら終わりではありません。
その都度効果判定をしていく必要があり、またホームページも定期的に更新しなくてはならず、日々の診療で忙しいとそこまで手が回らないという方も大勢いらっしゃいます。
また、使う際には注意点も多く存在するのも事実です。
Web広告に興味があるけど難しそうという方は外部に委託するのもおすすめでしょう。
歯科医院コンサルティングについてのお問合せはこちらから
大変お忙しい中、こちらのページにまで辿り着いて頂き、本当にありがとうございます!
日々の医院経営におかれましては、何かと他人に相談し辛いことも多々あるかと思います。
弊社は集客メインのご支援とはなりますが数多くのクライアント様とのお付き合いの中で、他医院の豊富な情報が蓄積されております。
課題を解決へと導くエッセンスをお伝えできるかも知れませんので、まずは何なりとお申し付けください。先生のお役に立てるよう、全力で努めて参ります。
お手数ではございますが、下記フォームよりお願いいたします。